投稿が随分空いてしまいました。

今日は神戸三曲協会の独奏会が東灘区民ホールうはらホールでありましたので、全曲客席で聴いてきました。
当初は私も出演予定だったのですが、キャンセルになってしまいましたのでじっくりと聴けることになったのです。

薫習庵からは雪谷祐和さんが琴古流本曲「真虚霊」で出演しましたので聴きに行ったのです。
独奏は緊張するものですがそんな中でもしっかりと曲に向かい合って立派な演奏をしてくれましたので嬉しかったです。

IMG_8648


さて、そういう訳で午前中は時間が出来ましたので前から読みたくて置いてありました本、松前健著「ある神話学者の半生記」をやっと落ち着いて読むことが出来ました。


IMG_8643

自費出版で出された本ですので書店に出たものではありませんが、著者の壮絶な戦争体験が書かれた前半と様々な妨害を受けながらも膨大な資料研究から導き出された地に足のついた神話研究を続けた東京時代。東京に見切りをつけて関西に転居後、ようやく訪れた正当な評価と安寧の日々。

西洋から東洋まで幅広い資料研究に基づいて日本神話の謎を紐解き、アマテラスやスサノオの姿に資料に裏打ちされた独自の見解を展開していくことで、以前には右翼からの脅迫状も届いたことがあると書かれているが、これは極く表面的に言葉を分析したに過ぎないのであり、良く読む程に真の意味で日本神話のあり方を擁護しているのだということが理解できると思います。
IMG_8644
FullSizeRender
世界的な出版社から「日本を代表する100人」に選出された著者でありますが日本ではまだまだ正当な評価がされてはいない学者です。

しかしながら私は近い将来において、日本がアメリカの巧妙な戦後政策において骨抜きにされてきた日本が、真の意味において立ち上がろうとするときには、欠かすことの出来ない国の宝であると思います。
本当の意味において正当な評価がされるのもそう遠くないと思います。

前半の過酷な戦争体験において、生き抜いてきたのではなく、何かに生かされてきたとしか思えない人生。

程度の差こそあれ人は皆生かされているものかも知れませんね。
今日はこの本に先ずは感謝です。
溜まっていた宿題をやっと済ませたような気持ちがしています。笑笑