ここ最近は、天気が良ければ塩瀬中央公園まで歩いて行って、尺八の練習をしております。

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<塩瀬中央公園、往復で約1万歩>

数十年振りに尺八を吹くことの楽しさを味わっているのですが、実は一月前の4月10日には正直なところ本気でもう尺八は辞めようかと腹を括る寸前でした。

尺八を吹くにも全く息が続かないので本曲にしろ外曲にしろ、どうにもこうにも曲にならないため、これではどうしようもないなと諦めかけていました。

この3月には、小林一城先生に改作をお願いしていた尺八が仕上がって、さあこれから残りの人生尺八頑張るぞと気合いが入っていたのですが、人生皮肉なものだなと思っていたのです。

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<小林一城先生改作「翠剛」>

原因は40代から段々と進行してきた喘息です。
これまでは騙し騙しでどうにか誤魔化しながら演奏してきたのですが、それがどうにもならない位になってきたので、尺八はもう終わりにしようかと思った矢先の新型コロナ騒ぎでした。

学校休校の関係で仕事も自宅待機が続く中、家人が新型コロナに罹ったかも知れないと一人で勝手に騒ぎ出すもので、一時的に感染防止のため家庭内でソーシャルディスタンスを取ることになったのです。その結果、毎晩一緒に寝ていた「モズク君」とも別々になったのですが、これが正解でした。

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<モズク君>

実は、私は犬アレルギーなのです、喘息が出だした40代の頃にクリニックでアレルギー反応の検査をした結果「猫は大丈夫ですが、犬はアレルギー反応ありますよ」と医者から言われていたのです。
そのときには最初に飼った犬「コタロー君」がいましたが、気にはしていませんでした。数年前に二頭目の「バニラ嬢」が急死してからは娘の所から連れてこられてバニラと仲良くしていた「モズク君」が寂しがるもので一緒に寝る様になったのです。

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<バニラとモズク>

今回のコロナ騒ぎで犬と一緒に寝るのをやめた途端にその夜から呼吸が楽になったので、犬アレルギーが知らない間に進行していたのに気がついたという訳です。

「人生捨てる神あれば拾う神あり」ですね。
コロナ騒ぎのお陰で喘息の原因が分かり、それからは尺八の稽古をしている和室は「犬入るべからず」として、空気清浄機も設置しました。

その結果、尺八の息が続くようになり、もう諦めていたフレーズもかなりこなせるようになりました。
塩瀬中央公園での基礎練習のお陰で、今ではほぼ30代の頃のフレーズにまで戻った様に思います。

その「モズク君」は、食事の時は相変わらず私の横でおこぼれを狙ってくっついていますが、この子が原因だったとは思ってもみませんでした。

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尺八レッスンの再開はまだいつになるのか目処が立っていませんが、このコロナ待機を活用して尺八の基本練習からやり直しています。

尺八人生の残り火のようなものですが、もう少し楽しめそうです。