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新入りの一尺八寸管が愛媛県松山市からやって来ました。
尺八工房慈庵、大萩康喜作です。
正確には一尺八寸二分の436ピッチ管なので、愛称は「与三郎」です。連管では使えませんので、ソロでの地歌本曲用です。

大萩さんは10年程前に熊本全国邦楽コンクールでお目にかかったのが初めてでした。
彼は合奏部門に参加されていたのですがなかなか演奏のセンスがいい人だなと印象に残っておりました。
その後、尺八製管を目指して愛媛県松山市の西田露秋師の下で製管の修行をしているというのは風の便りで聞いておりました。

先月Facebookで彼の投稿を見て独立されたことを知りましたが、展示会で並べていた尺八が何とも言えず素朴で竹材の個性に逆らわない作り方が気に入ったもので、彼にメッセージを送り、息を入れていい尺八があれば少しお借りできないかとお願いしたのです。

大萩さんも丁度大阪の演奏会を聴きに行くのでと、京都での私とジェシー逅盟のライブ会場まで足を伸ばして持参してくれたのです。
三本お借りして吹くうちに大萩さんのオリジナル作り管でピッチが低めの一尺八寸管の音色がとても気に入ったもので譲っていただくことにしました。

ただ、私の所有している一尺八寸管と並べた写真でわかるように、中央の大萩管の手孔位置の関係もあり、ロに対するピッチバランスが私の求めているのと少し違いましたので、メッセージをやりとりしながら意見交換してピッチバランスの取り直しをしてもらい、正式に譲ってもらったのです。
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実は後になって知ったのですが、この新入り管は、大萩さんが先月NHK教育テレビで放送された番組で演奏していた尺八でした。

A=436の低めのピッチが地歌合奏に凄く合いそうなのと音色がとても素晴らしいので譲ってもらうことにしたのですが、大萩さんの「慈庵管」にはとても可能性を感じるもので、併せて442管の製管もお願いしました。
硬めの竹材で作ってくださいとお願いしたところ、写真の竹材を選んでくれました。節バランスが分かるようにと既成の八寸管と第三節を揃えた写真を送ってくれました。
完成はいつのことか分かりませんが今から楽しみにしております。
ちなみに、皆さんなら、写真のどの竹材を選ばれるでしょうか!

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