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3年程前にジェシー逅盟のオーダーとして作っていただいた小林一城銘の一尺八寸管です。

出来上がってすぐの写真なので、当時は本当に真っ白みたいな色合いですが、現在はそれぞれに少し落ち着いた感じになってきております。

同時期に出来上がりましたので、それぞれの愛称は、関連性のある言葉から選び、上の方には「万象」、下の方には「森羅」と名付けました。

出来上がった当初は、ジェシーが「森羅」を選び、私が「万象」を手元にキープしたのですが、その後、書き出すと長くなってしまいますので省略しますが、色々再調律を経た現在は、ジェシーが「万象」を気に入って吹いており、私が「森羅」を気に入って吹いているもので、尺八というものは本当に面白いものだなと感じている次第です。

先日、レッスンの折に5本の尺八を吹き比べをして、お互いにブラインドテストで各管の鳴りや音色の聴き分けをしましたが、ジェシーは5本全てを見事に聴き分けて正答し、私は辛うじて1本だけしか当てることが出来ませんでした。

如何に自分の思い込みで勝手な判断をしているのか思い知らされた次第です。
恥ずかしながら私は一番太くて重厚な音色がしている尺八を、これは「琴童」違いないと思って採点したところ、実際には一番細身の「森羅」でした。

5本のブラインドテストではジェシーも私も結果として高得点を取ったのが、この二本「森羅」と「万象」でした。

今回の吹き方は、強く吹くのではなくてソフトな息使いで音色を判断するのをテーマにしたこともあり、これまでのイメージとは随分異なる結果に驚くとともに、それぞれのポテンシャルの高さをを再認識しました。